私は、建築板金と言って
主に屋根工事が生業なのですが
あの日
何かはわからないけど
現場があるその土地には
何やら違和感のような
異様な空気感を感じながら仕事をしていました
とはいえ
映画の中に入り込んだような空気感であり
それは嫌いではないので
なんとなく浸っていたところはあるのですが
日も傾き
山に向かって冷たい風が吹きはじめた頃
遠くの方で子供達が遊んでいるような声が聞こえたんです
ふとその方向に目をやると
そういった子供達の姿はなく
声だけが聞こえる
私は少し
寒気のような感覚に襲われました
その声の正体が
なんなのか
どうしても気になった私は
声がした方に帰りに行ってみました
すると
なんとそこには
現場からは見えないのですが
公園があったんです
後に近所の方に
聞いたんですが
やはりその公園では
夕方になると子ども達が
遊んでいる姿を
よく見かけるんだそうです
あの時聞いた声は
もしかしたら
公園で遊ぶ子供達の…
声だったのかもしれないなぁと
思った
そんな体験を話させてもらいました
右左喜家斧八でした
ありがとうございました
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